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Turn 2

シナリオ01_草刈り機が島を縦断した日

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締切: 2026/06/07(Sun)00:00

Current Situation

渡神島通信 臨時版 ――草刈り機、商店街を抜ける

午前十時を回った。農業用自動草刈り機は、ナカ商店街の石畳を素通りして、北への歩みを続けている。
C区担当の田村は今も追いかけているが、追いつけていない。保安局は管轄外と言い、島警察は保安局に言えと言った。宮本は現場に来ているが、自転車を止めて眺めるよりほかにすることがない。この件について正面から動いている組織は、現時点で存在しない。
商店街は拍子抜けで終わった。石畳では刃が空振りするため、草刈り機は入口の観葉植物の葉先をきれいに揃えただけで北口へ抜けた。被害らしい被害は葉っぱの先端だけである。店主たちが「また神社か」とうなずき合い、修理屋の沖田が「まあ来たら来たで」と構えていただけである。

古参の住民の記憶では、前回(二〇三九年)も前々回(二〇三七年)も、草刈り機は最終的に渡来神社にたどり着き、境内の草を刈り込んだ。オジイの「よくやった」が、いまだ島の語り草になっていることが確認されただけである。

草刈り機は今、商店街からB区北端へ向かっている。これは、渡来神社へ向かう道のでもある。なぜ毎回神社を目指すのか、誰も公式な説明をしていない。止める方法があるのかどうかも、少なくとも表向きには誰も答えていない。田村は追いかけながらも、何も語っていない。

このまま神社まで行かせるのか。止める方法を探すのか。それとも、誰かが何かを知っているのか。

あなたは、次に何をしますか。

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